【投資の第一歩】株式相場の見方・勉強法その2 ~情報収集の仕方を学ぶ~
こんにちは。ぼんでぃ(@bondy_trader)です。
今回は番外編で、マーケット情報の取り方をやっていきたいと思います。
マーケット情報にはどんなものがある?
マーケット情報と一口に言っても、いくつか種類があるんですよね。
かいつまんであげてみると・・
- 株価や経済指標
- 決算情報や、ニュース、ステートメント等
- 新聞・レポート
などなど、多岐に渡ります。
どこでそれらのデータを収集するのか
お勧めのデータ元もあげていきます。
Bloomberg、ロイターでは、政治、経済、株式相場に関するニュースを中心に取り上げています。
非常に速報性が高く、ほとんどの機関投資家はBloombergを中心に情報収集しています。
Bloombergやロイターはホームページを利用している人が多いんですが、実はマーケット情報収集専用端末を提供しているベンダーでもあります。
僕も会社では通常のWindows端末の隣にBloomberg端末とロイター端末も置いてあり、合わせると6枚のモニターがデスクに置いてあります。
いわゆる機関投資家のトレーダーのイメージのアレですね笑重要度の高いニュースは網羅的に掲載されているので毎日チェックして欲しいなと思います。
できれば重要度が高そうな記事は全て目を通してもらいたいんですが、特に【今朝の5本】仕事始めに読んでおきたいニュースはマーケットで重要な話題がサマライズされてるので、時間がない人にはお勧めです。
最低限これくらいは知っといて欲しいってレベルのニュースが厳選されてます。
Investing.comはリアルタイムで株価指数や経済指標を見たり、チャートを確認することができます。
ホームページとアプリがあるんですが、アプリのほうが使い勝手がいいと思います。
※私はiphoneユーザーなんですが、Androidでも同様のアプリがあるのかどうかは確認が取れてません。
僕たちの場合は法人契約で携帯や自宅PCでもBloombergが使えるので利用することはあんまりないですが、僕がBloombergの使用を禁止された場合Investing.comと各社ホームページで代用すると思います。
証券会社で取引がある方は、証券会社のアプリでも代用できます。
証券会社が発行しているマーケットレポート
レポートは機関投資家やアナリストがどういうロジックで相場を見ているか学ぶのに非常に有効です。
特にマーケット感の素地がない人はここを重視してください。
将来の相場の方向感に対して自分なりの意見を持つためには、いわゆるコンセンサスがどういう形で形成されているのか(大衆はどう見てるのか)をまずは知って、点と点の繋がり方を学ぶ事が肝要です。
慣れてからはコンセンサスを前提に、コンセンサスに乗ったり、反対意見を持つ事で、自分がどこにベットしていくかを考えるようになれればベストです。
また、レポートは重要なテーマに関して纏められている事が多いので、自分で情報収集するより効率的です。
このブログでも政治や経済の情報で重要なテーマについては発信していくつもりなので、利用してもらえたらと思います。
僕が読んだ個人投資家向けのレポートでわかりやすいなと思ったのは日興アセットマネジメントさんのラクヨミですね。
マーケット初心者でもわかりやすい平易な文章で書いてあって、A4一枚程度のボリュームなので短くて読みやすいです。
ピクテさんのマーケットレポートもわかりやすいと思います。記事若干長いので時間があるときにでも読んでください。
ここに挙げたのは一例で、世の中にはレポートで溢れかえっています。
実は僕も対外的にレポートを作成していたりします笑
初めてマーケットに参加する方達は、上記にあげたようなマーケットレポートを数ヶ月分読みまくれば直近の経済の動き方はなんとなく掴めるはずです。
あとは取る情報を増やしてみたり、気になることを深掘りしてみたりしていけばいいと思います。
ひとまず上記であげた3種類の情報を使いこなせれば最低限の情報は収集できると思います。
より高いレベルでマーケットを知りたい方向けの記事はまたそのうち書こうと思ってます。
日経新聞は本当に必要なのか
結論から言うと読みたい人は読めばいいと僕は思っています。
新入社員あるあるで、日経新聞取れ、読めって言われたりするんですよね。
友人の話を聞いていると、朝刊の内容をサマライズして毎朝報告させられてる奴とかいました。
日経新聞は株式相場に特化した情報が出ているわけでないので、一人の社会人として社会の常識を養うという目的を持って読む分にはいいと思うんですが、マーケット観を養うために読もうと思うと速報性が低かったり、バイアスが強くかかっていたり、ボリュームが多すぎて取捨選択が難しかったりと、弱点が多い媒体だと思います。
もちろん読むなと言っているわけではなくて、マーケット観を養う点においてクリティカルじゃないというだけです。
限られた時間で勉強をしようと思うと、取捨選択は必要ですからね。
仕事柄アナリストやストラテジストと呼ばれる人が周りにもいますが、情報収集を生業としてる人は大抵読んでますし、僕も電子版は契約していて必要に応じて参照しています。
注意点
他の人が書いたレポートや記事(新聞を含む)を読み込むことをお勧めしましたが、お伝えしておかなければいけない事があります。
それら媒体は全て筆者のバイアスがかかってるっていう点です。
例えばFOMCのステートメント(アメリカで発表される金融政策のサマリーくらいに捉えておいてください)が今日の明け方に公表されています。
英語で記述された原文がインターネット上にアップロードされるんですが、これを日経新聞のライターや、証券会社のアナリスト達が読み込んで、独自の解釈をした上で記事を作成します。
一旦他者のフィルターを通してあなたの元に情報が届いているんですよね。
実はその解釈が正しく無いということも往々にしてあるので、その点を忘れないでいてください、ということです。
いつかレベルが上がってきた時は、自分で生のデータや生の情報を取得し、自分なりの解釈を行なって自分のビューを作っていって欲しいと思います。
もちろん、情報全てが日本語ではない(というよりむしろ英語の方が多い)ので、簡単に取り組める事ではないのかも知れませんが。
最後に
今回はどこから情報を取ればいいかを中心に書きました。実際それさえわかれば自習できちゃう人の方が多いと思ったので。
集中して勉強するより、コツコツ積み重ねていく方が大切な世界なので、めげずに頑張ってください。
また、やってみないことにはわからないこともわからないと思うのでとりあえず挑戦してみてください。
継続していれば気付いた頃に、自分の説明に説得力がついているはずです!
僕自身も皆さんの一助になれるような記事を作るよう心がけますので、もしリクエストがあったら教えてくださいね。
第3回は事象の繋がりについて書いていきます。
ではでは。